実家で花見、お寺でも花見、外国人観光客もやってきた🌸

賀茂川土手の桜並木 手前の5本が父親の植えたもの

きのうは仕事を終えたあと、広島駅前から高速バスかぐや姫号に乗り、竹原へ帰ってきました。
試合が延長戦になったので、夜8時44分発の最終便に乗るしかないかと思ったけど、カープの田村が11回にサヨナラ本塁打を打ってくれたおかげで、1便前の7時24分発に乗車。

最終便だったら帰宅時間が10時前になるところ、8時半過ぎに帰り着いてホッと一息。
ゆっくりとお風呂に浸かり、買い置きのお惣菜をつまみに、缶ビール2本、缶酎ハイ1本飲んで、熟睡することができました。

一夜明けたきょうはポカポカ陽気で、父親の育てた桜が見事満開。
僕はプロ野球の取材を仕事にしている関係上、開幕と重なるこの時期にはなかなか竹原に帰ってこられず、満開を見ることが叶わなかった。

社員記者時代はもちろん、フリーになってからも昨年はすでに葉桜、一昨年は三分咲きで、本当に満開の時期に巡り合わせたのは今年が初めてなのです。
この感慨を少しでも長く味わうべく、お昼はお好み焼き屋〈御幸〉のそば肉玉をテイクアウトし、ビールを飲みながらひとりでお花見。

風が強かったけど、いい気分でした

この土手沿いでは玄関先で同じように花見やバーベキューをやっている家がチラホラ。
車も通行人もまばらなので、人目を気にせずに済むのが田舎のいいところです。

と思ったら、外国人観光客のグループがゾロゾロとやってきて、わが家の前で桜の写真を撮ったり、桜をバックに自撮りをしたり。
僕がボケーッと眺めていたら、こちらに向かって手を振ったり、「オハヨーゴザイマース」と片言の日本語で挨拶を寄越したり。

故郷がインバウンドで賑わうのは大いに結構だけど、わが家の前が観光地化したらかなわん。
竹原市は他にも桜の名所があることをネット上でPRしていただきたい。

ちなみに、菩提寺の照蓮寺も地元の桜の名所のひとつ。
こちらは「きょうが散り始め」だと住職に教えていただきました。

照蓮寺正門
鐘楼
本堂

今回ばかりは、お墓参りより桜を愛でている時間のほうが長かったかな。
さすがに、ここで花見をしながら酒盛りはできませんけどね。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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