ギンレイホールが消えていた🎞️

先々週の日曜以来、今一つ腰の具合が思わしくない。
発症した時ほどの痛みはないものの、立ったり歩いたりしている時、不意に鈍痛を覚えることがある。

せっかく天気がよくなったから自転車に乗りたかったんだけれど、また腰を痛めては生活にも仕事にも差し支えるので、この2日間は神楽坂界隈でユルユルとウォーキングに専念しておりました。
そうしたら、かつて名画座(二番館とも言う)ギンレイホールがあったところが、完全な更地になっていてビックリ!

朝から行列ができるほどだったギンレイホール(2017年1月19日撮影)
今や跡形もありません

学生時代に通った都内の映画館はほとんど閉館して取り壊され、シネコンに建て替えられている。
ギンレイホールも2022年に閉館しているから、今さらショックを受けるようなことではない。

しかし、この飯田橋の名画座は、昔通った法政大学、今暮らしている自宅マンションの最も近所にあった映画館。
こうして跡形もなくなってしまった現実を目の当たりにすると、やはり一抹の寂しさを感じました。

ここで観た映画で一番印象に残っているのは、何と言っても学生時代に衝撃を受けた『ブレードランナー』(1982年)である。
ここ数年では、初公開時に観逃した『スポットライト 世紀のスクープ』(2015年)、『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』(2017年)、『ザ・シークレットマン』(2017年)など、ジャーナリズムの内幕を描いた作品も興味深く観た。

雰囲気が良く、スタッフも親切で、足繁く通っている常連のファンが多く、行列ができることも珍しくなかった。
場所を変えて再建するという話もあったけど、どうなったんだろうか。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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