
きょう、やっと、先日亡くなった恩人の家へ線香をあげにお訪ねすることができました。
お寺でもある目的の場所は、神鉄有馬線五社駅(画像)から、クネクネと続く石段を上って徒歩1分。
越し方を振り返ると、この石段を上ったのは、大学を卒業した1986年以来だから、実に40年ぶり。
もっと昔の、まだほんの子供だった頃から、恩人の方にお世話になった思い出は数え切れません。
それなのに、恩人のお通夜と告別式の日取が、入院中の僕のお母さんとの面会、主治医との面談と完全に重なってしまい、駆けつけることができなかった。
その旨、御子息にお伝えして了承をいただいてはいたけれど、この悔恨がきょうまで、胸のつかえになっていたのです。
それから1週間、きょうは恩人の御子息に歓迎していただき、哀しみを感じながらも、懐かしさと温かさに溢れた時間を過ごすことができました。
お通夜と告別式に列席できなかったのは残念でしたが、代わりに御子息たちとゆっくり旧交を温めることができたことは、とても、とてもよかった。
これもきっと、大恩ある故人のお手配でしょう。
と、勝手に思うことにします。
