オープン戦初取材で実感、マー君はかつてのマー君ならず⚾

週末の東京ドーム前 カードのお知らせのデザインが変わりましたね

今年も関東首都圏にオープン戦の季節がやってきました。
A先生の初取材は今週末の東京ドーム、巨人ーヤクルト2連戦から。

最近は、現場を離れていると、メディアで接する野球のニュースはどこかしこもメジャーリーグ優先で、テレビはほぼメジャー一色。
キャンプもオープン戦もアメリカでしかやってないのかと思いたくなるけれど、東京ドームはたくさんのファンで大賑わいでした。

今年は巨人のキャンプを一日も取材していなかったから、ジャイアンツのユニフォームを着た田中将大、甲斐拓也、ライデル・マルティネスを見たのは初めて。
それなのに、あまり新鮮さを感じなくて、何だかみんな巨人に移籍して4~5年経っているような気がする。

そう言えば、丸佳浩がカープからFA移籍した時も、あまり違和感を感じなかったなぁ。
これが、たちまち選手の個性を呑み込み、同一色に染め上げてしまう伝統球団ならではのカラーなのか。

すっかりベテランらしくなったなあ、と思ったのは、土曜の試合前に囲み取材に対応した田中将。
貫禄が漂っているというか、記者あしらいに慣れているというか、自分が言いたいこと、言ってもかまわないことだけ言って、悠然とベンチ裏へ消えていった。

僕は田中将がメジャーリーグに行く前年にロングインタビューしたことがある。
36歳の今より10歳以上若かったマー君は、すぐムキになるところがあったけれど、長期離脱と選手生命の危機を経験し、前向きに言えば人間的な深み、後ろ向きに言えば陰りを感じさせるようになっていました。

あ、あくまでも個人的感想ですよ。
土曜に巨人がサヨナラ勝ちした試合内容、日曜に初めて本拠地で先発したマー君の投球内容、及びコメントについてはメディアのサイトをご覧ください。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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