帰省生活最後の行事はお墓参り

菩提寺の照蓮寺 左側に大晦日に除夜の鐘を撞いた鐘楼がある

今回も帰省中は竹原の人たちに一方ならぬお世話になりました。
母親の手術、入院のために尽力してくれた従姉をはじめ、母親に付き添ってもらった施設の相談員と介護士の方々、病院の主治医と看護師、リハビリ担当の介護士の方々には感謝してもしきれません。

また、いつもお世話になり、会食にもお付き合い頂いている菩提寺の住職、市長をはじめとする市役所の関係者の方々にも、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
自分ひとりだけで母親を支えているわけではないのだと、竹原へ帰ってくるたびに痛感している今日この頃です。

さて、きょうは帰省生活の最後に、菩提寺へ父親のお墓参りに行ってきました。
毎回、帰省した際には、実家へ帰った初日にお寺へ足を運び、お墓の前で手を合わせ、今回もお母さんの介助が無事に済むよう、よろしくお願いしますよ、と拝んでいたんですけどね。

しかし、これでは何だか、いまだに亡き父にすがっているようで、ちょっぴり情けない気がしないでもない。
そこで今後は、帰省したらまずは自分でベストを尽くし、今回もしっかりお母さんのお世話をしてきたよ、と報告することに切り替えたわけです。

まあ、他人様にはまったく関係のない話で、それがどうしたんだ、と言われたら、返す言葉もないのですが。
とにかく、今後は一日も早くお母さんが快方に向かうよう祈るばかりです。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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