『デッドプール&ウルヴァリン』(JAL機内)😉

Deadpool & Wolverine
127分 2024年 アメリカ

きょう、羽田から沖縄へ向かうJAL951便のビデオプログラムから選んだ1本で、アホらしいなあ、くっだらねえなあ、と思いながらやめられなくなり、とうとう最後まで観てしまいました。
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)もX-MENシリーズもほとんど全作観ているから、要は好きなんですね、こういうのが。

もともとX-MENを配給していた20世紀フォックスがディズニーに買収されたため、本作からウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)もディズニーが版権を所有するキャラクターとなり、MCUとのコラボが可能になった。
「だからフォックスで死んだローガン(ウルヴァリンが死んだ2017年『ローガン』のこと)をディズニーが生き返らせちゃったわけよ」と、デッドプール(ライアン・レイノルズ)がのっけから身も蓋もない楽屋落ちギャグを飛ばす。

さらにはマッドマックスをからかった砂漠のバイク軍団が登場したり、その砂漠に20世紀フォックスのロゴマークだったサーチライトの残骸が横たわっていたりと、ここまでやるかと言いたくなるほどのやりたい放題。
ただ、ではあっけらかんと楽しめるかというとそうでもなくて、元ネタの両シリーズを観ていないとわからないネタも結構ある。

僕はエグゼビアの双子の妹カサンドラ・エヴァ(エマ・コリン)がデッドプールにヘルメットをかぶせられた途端、超能力が発揮できなくなるくだりに大笑いしたけれど、X-MENの初期シリーズを観ていない人には何が何やらわからんのではないか。
懐かしやウェズリー・スナイプスがブレイド役で登場するシーンも、元ネタを知っているのと知らないのとではウケ方が違うでしょう。

まあ、そんなことはどうでもいいっちゃーどうでもいいんですが。
さあ、すっかり頭が空っぽになったから、明日からキャンプ取材に専念しよう。

オススメ度B。

A=ぜひ!🤗😱 B=よかったら😉 C=気になったら🤨  D=ヒマだったら😑

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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