『江戸川乱歩の美女シリーズ28 赤い乗馬服の美女 何者』(BS松竹東急)🤨

約109分 初放送:1987年8月15日PM9:02〜 製作:テレビ朝日、松竹
BS松竹東急再放送:2024年1月24日PM3:00〜

北大路小五郎の友人で著名な日本画の大家・根上淳、その娘でピアニストの叶和貴子が何者かに命を狙われる。
根上が自身のコレクションのナイフで刺されそうになったり、根上所有の拳銃で叶が足を撃たれたり。

北大路が調査に乗り出すと、根上の後妻・入江若葉、根上の秘書・蜷川有紀と叶の間に何らかの確執があることがわかってくる。
叶の婚約者・志垣太郎も何か秘密を抱えていて、どうやら彼が女同士のいがみ合いの原因らしい。

とまあ、入り組んだ人間関係が長々とセリフで説明されるくだりがいささか冗長。
最初のうちは北大路に協力していながら、実は事件の陰で暗躍する画商・三沢慎吾の描き方も中途半端な感が否めない。

最後は真犯人が毒を煽っておしまい、というパターンも、僕が観た中ではこれが3作目。
このシリーズの中では低調な部類に入る一作でした。

オススメ度C。

A=ぜひ!🤗😱 B=よかったら😉 C=気になったら🤨  D=ヒマだったら😑

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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