名ヴァイオリニストの「美女」夏樹陽子が邸宅でレッスンをしていた最中、宝石専門の怪盗「恐怖王」が名宝「アナスタシアの涙」を頂戴すると予告してくる。
なかなか期待させるオープニングだが、ここからお話の焦点は夏樹がヴァイオリンの師匠が所有する名器ストラディバリを受け継ぐことができるかどうかに移行。
夏樹の悪巧みを察知したレズビアンのかたせ梨乃が脅迫してきたり、ストラディバリの継承権をめぐって妹弟子の紀ノ川瞳と演奏会で決着をつけることになったり。
おいおい、恐怖王は何をしてるんだと思ったら、最後まで正体が明らかにされないまま、クライマックスでは夏樹と北大路小五郎の対決になってしまった。
例によって、北大路が思わせぶりに名推理を披露した直後、もうひとりの明智小五郎が現れる、というアイデアはなかなか面白い。
ただ、どうせなら夏樹とかたせのレズシーンがあってもよかったような気もしました。
オススメ度B
A=ぜひ!🤗😱 B=よかったら😉 C=気になったら🤨 D=ヒマだったら😑