大相撲初場所観戦

週末とあって国技館は満員札止め

きのうは両国国技館へ大相撲初場所を観にいってきました。
相撲つながりのお友だちYさんのお誘いで、2023年5月20日の五月場所観戦以来、約2年ぶり。

いやあ、やっぱりいいですね、大相撲の生観戦は!
テレビ中継だとついつい冷静に観てしまう力と技の攻防に、1万人以上の大観衆が沸き、悲鳴と歓声が交錯して、館内の空気が震える感触がたまらない。

古田(右)は惜しくも若輝元にはたき込まれた

まず、自分の席(正面2階2列目)に着くやいなや、わが故郷・竹原出身力士、東序二段8枚目・古田(二所ノ関部屋)が呼出に呼ばれたのでびっくり。
「広島県竹原市出身」とアナウンスされたときは、ちょっとした感慨がありました。

数少ない(というより初めてかもしれない)わが故郷・竹原出身のお相撲さんだけに、一度は生で観ておかなければ(というより、このクラスはNHK衛星放送でも中継されないので生で観るしかない)と思っていた。
それが2年ぶりの観戦で実現したのだから、運の良さと何らかの縁を感じないではいられません(と思いたい)。

結果は西序二段5枚目の若輝元にはたき込まれたけど、今場所はこれが初黒星で3勝1敗。
これからも期待しています!

炎鵬(左)は竜勢に快勝

さすが、まだまだ人気者だなあ、と思ったのは東三段目4枚目・炎鵬(伊勢ヶ濱部屋)の取組。
まだ満員には程遠い客席から序盤で一番の声援を受け、幕下59枚目・竜勢の足を取る巧みな相撲で送り出した。

炎鵬もこの勝ち星で3勝1敗。
もう一度、関取の座まで這い上がってほしい。

東十両土俵入り 左から2人目が白鷹山(高田川部屋)

十両では応援している高田川部屋の西10枚目・白鷹山、西3枚目・竜電はいずれも黒星。
どちらも5勝2敗と白星が先行しているけれど、せっかく生観戦にいったんだから勝ち相撲を見せてほしかったなぁ。

西幕内土俵入り
東幕内土俵入り
熱海富士-大の里戦にはMLB東京シリーズの懸賞金が!

初日に登場して話題となったMLB東京シリーズ・ドジャース-カブス戦の懸賞金、この日は熱海富士-大の里の取組にかけられました。
3本あるため、場内では「カブス・ドジャース東京ドームに。プレシーズンは阪神・巨人と対戦」と3回アナウンス。

チケット完売は確実だから、東京シリーズを成功させるためだけなら、わざわざ初場所で宣伝しなくてもいいはず。
それでもここまでやっているのは、いずれは日本での公式戦開催を恒例化したい、というMLBの思惑があるのかもしれません(憶測ですが)。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
先頭に戻る