前作『からくり人形の美女』(1992年)から2年後に制作された西郷輝彦版明智小五郎の2本目。
当時26歳、東レのキャンギャルを出発点に、モデル、タレントとして脚光を浴びていた杉本彩が「美女」を演じている。
例によってオリジナル脚本はいろいろとご都合主義満載で、「あり得ねーだろ!」などとツッコミを入れながら観られるのが楽しい。
杉本は若くて美しい半面、謎めいた雰囲気と深みに乏しいけれど、そのぶん「白髪鬼」役の寺田農がなかなかの好演にして怪演。
ただし、あれこれ手を尽くした割に、視聴率は13.4%(ビデオリサーチ調べ)と当時としては振るわず。
そのせいかどうか、1977年から17年間続いたこの人気シリーズも、本作を以て終了となりました。
オススメ度B。
A=ぜひ!🤗😱 B=よかったら😉 C=気になったら🤨 D=ヒマだったら😑