川相コーチはまだ休養中、巨人は優勝マジック3、DeNAは優勝消滅⚾

残暑は厳しくても雲は秋型

きょうもハマスタへ向かう車中、蓄積疲労による腰痛で離脱中の巨人・川相コーチにLINEしました。
まずはしっかりと疲れを取る治療方針だそうで、この日もチームには合流せず。

CSまでには十分復帰できると思いますが、それ以前に4年ぶりの優勝決定に何とか間に合ってほしいところ。
私がそう願っているのには理由がある。

川相コーチは選手時代、レギュラーに定着した1989年、実質2年目の90年と、優勝決定試合の際には故障で登録抹消されていた。
89年が右手親指骨折、90年が右肩鎖関節亜脱臼だったため、球場に来てはいたけれど、藤田監督の胴上げには参加できていない。

選手時代は巨人最多のゴールデングラブ賞6度の受賞を誇った川相コーチだが、一軍で内野守備担当のコーチを拝命したのは、意外なことに30年以上に及ぶプロ生活の中で今回が初めて。
それだけに、今年優勝すればレギュラー内野手全員にゴールデングラブ賞を受賞させることもできると意気込み、キャンプ中から大いに張り切っていた。

そうした経緯があるからこそ、優勝が決まる試合では、川相コーチには阿部監督の胴上げの輪の中にいてほしい。
一日も早く快復することを願うばかりです。

なお、きょうの試合は巨人が18安打12得点で大勝し、優勝マジックを3に減らした。
優勝は最短で明後日28日のカープ戦、場所はマツダスタジアム。

一方、敗れたDeNAはこれで優勝が完全消滅。
ただし、4位の広島もヤクルトに負けたため、3位DeNAとのゲーム差は1.5のままで、こちらの3位=CS進出権争いもまだまだわかりません。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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