巨人の〝隠れた伝統〟が復活したらしい。
優勝を目前にした阿部監督の言動に、王、藤田、長嶋など、歴戦の先輩監督の姿がダブって見える。
優勝マジック9が点灯した19日の試合後、阿部監督が今季3度目の会見拒否。
その間、緊急ミーティングを招集してゲキを飛ばしていた。
報道陣にはその後、改めて直接コメントを出している。
実はこれ、私が巨人の取材を始めた1988年の王監督のやり方にそっくりなのだ。
当時も試合終了直後にチームの全員を招集し、会見はいつも後回し。
「緊急ミーティング」は王監督の代名詞のひとつになったほど。
そんな巨人監督の取材拒否の原点は、V9時代(65~73年の9年連続リーグ優勝と日本一)の名将・川上監督にあると思う。
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