秋晴れの下、ハマスタで田代富雄さんと昔話⚾

ハマスタ前の〝勝ち切るロード〟

すっかり秋めいて涼しくなったきょうこのごろ、久しぶりにまた何日か横浜スタジアムへ通う予定。
DeNAがしばらく4位まで落ちていたころは、今シーズンはもうネタにすることもないかなあ、と思ってたんですけどね。

今月、カープが大失速したおかげで、最近はベイスターズが0.5ゲーム差で3位に浮上し、CS進出権争いを展開中。
これならまだまだ記事にできそうだと、今朝10時過ぎに行われた三浦監督の試合前囲みから取材してきました。

そうしたら、打撃コーチの田代富雄さんが「赤坂さん、俺のこと書いた記事、読んだよ」。
これ、三浦監督がウィックをマウンド上で怒鳴りつけた出来事にからめて、田代さんが監督代行をやっていた当時、抑えの山口俊を一喝したときの声はもっと大きかった、という話を書いた東スポのコラム『赤ペン!!』(3日付)のこと。

書いた本人がすっかり忘れていたころ、田代さんから「ありがとう」とお礼を言われた次第。
田代さんは交流戦を境にしばらくベンチ入りメンバーを外れていたけど、最近のホームゲームから復帰し、またあのよく通る大声を響かせている。

前日は20年ぶりに来日した元チームメート、ジョン・シピンさんと再会し、シピンさんのセレモニアル・ピッチでバッターを務め、往年の豪快な空振り、シピンさんとの熱い抱擁を披露。
「シピンさんには本当にお世話になったんだよ」と、しばし昔懐かしい思い出話にも花が咲いて、大いに楽しませていただきました。

なお、以上のエピソードは拙著『最後のクジラ 大洋ホエールズ・田代富雄の野球人生』(講談社)に詳しく書いてあるので、興味のある方はぜひKindle版をダウンロードして御一読ください。
このホームページ右下のカバー写真からAmazonにアクセスできます。

ちなみに、DeNAが制作したシピンさんの来日記念Tシャツは即日完売。
今後、ネットの通販で追加販売すると記者仲間に教えてもらい、A先生も慌てて予約しました。

さて、きょうのヤクルト戦はDeNAが前半で3点をリードしながら、3-4で逆転負け。
それも、六回まで無失点に抑えていたエース東が、七回2死無走者から村上の逆転2ランなどで一挙4点を失うという非常に悔しい負け方だった。

しかし、4位カープも中日に0-1で敗れたため、ベイスターズは0.5ゲーム差で辛うじて3位をキープ。
明後日からはハマスタに首位巨人を迎えての2連戦です。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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