本当は怖い?プロ野球監督という職業💢😱⚾

きょうの東京は終日曇りがちでした(今朝10時半ごろ)

きのうは巨人が快勝したにもかかわらず、試合後の阿部監督が感情を露わにしたのでちょっと驚きました。
指揮官が怒りの矛先を向けたのは、きのうの六回、一塁守備でミスをしたあと、直後のその裏の攻撃で見逃し三振に倒れた大城。

守備で失敗したショックを引きずり、打席で一度もバットを振らなかった、というより振れなかったメンタルの弱さを叱責。
語気を強めて話しているうち、見る見る顔が赤くなっていく様は、囲みや会見でよく怒っていた原前監督を彷彿とさせたほど。

明日は大城をスタメンから外すことを示唆して会見を締め括り、一夜明けたきょう、本当にベンチに下げ、代打でも使わなかった。
僕が参加した阿部監督の囲み取材の中では、ある意味、最も監督らしい厳しさを感じさせた場面でしたね。

振り返れば、原監督も最初のうちは現役時代そのままの若大将キャラだったけれど、戦いを重ね、年月を経るにつれて、どんどん鬼のようになっていった。
監督という立場が人を変えるのか、それとも、本性を剥き出しにするのか。

そう言えば、広島カープの新井監督も、マツダスタジアムで行われたDeNA戦では、死球がらみのアクシデントで珍しく激高。
ネットに流れた映像を見ると、ウィックの挑発にカッとなったらしく、何やら大きな怒声を発しながら食ってかかっていき、乱闘寸前の不穏なムードが漂っていました。

さらに、一夜明けたきょうの同カードでは、先発の森下が二回までに大量6失点したにもかかわらず、新井監督は責任投球回の五回まで引っ張っている。
森下の先発失敗はこれで3試合連続で、5失点した4日のDeNA戦では四回で見切り、中﨑に交代させていた。

とすると、きょうの続投は立ち直ることを期待しての親心だったのか、5イニング投げきるまでは降ろさないという戒めだったのか。
いずれにしても、新井監督もまた、だんだん怖いところが出てきたなあ、という印象が強いですね。

なお、東京ドームでは7-1で巨人、マツダでは11-2でDeNAがそれぞれ大勝。
明後日、東京ドームで行われる巨人-DeNAも楽しみです!

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
先頭に戻る