親父の三回忌

菩提寺の照蓮寺

きょう9日は父親の三回忌。
命日は13日なのですが、諸事情により9日に早め、菩提寺である照蓮寺の住職に拙宅まで来て頂き、滞りなく法事を済ませることができました。

今回は、昨年の一周忌以上にお母さんの注文が多かった。
仏壇に供えるお花、お供え物2種、住職への茶の子はどこそこの何々にして、お布施はこれだけの額を納めなさい、のしの中に入れるお札はきれいなものでなきゃいけない、などなど。

お母さんがとくにこだわっていたのが、仏壇の中央にお供えする「まんまん」(炊いたお米のことです)。
最初は「三回忌はウチがご飯を炊く!」と言い張っていましたが、いまの体力では難しいだろうからと、「僕がパックご飯を買うてくるけぇそれを使おうやぁ」と、やんわりと説得。

やっと承諾してもらったものの、今度は「ご飯はちゃんとチンしてあっためるんよ!」
うーん、仏壇に供えるご飯って、必ず温めなきゃいけないんだろうか、などという疑問をぶつけると事態がややこしくなるため、すべて仰せの通りにいたしました。

それやこれやといろいろ面倒臭いことは多かったものの、大慌てするような混乱はなく、三回忌は正午前に無事終了。
昔馴染みで、最近は竹原での飲み友だちでもある住職としばし歓談し、和やかに法事を執り行うことができました。

おふくろも、足腰こそ衰えてきたけれど、健啖ぶりはまだまだ現役で、不肖の息子も一安心。
ホテル大広苑から取り寄せた二段重ねの法事用弁当(1人前5400円=税込)をほとんど平らげてしまったほどだからねぇ。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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