9月最初のゲーム取材はまたハマスタから⚾

JR関内駅構内のポスター

この時期、昨季を下回る4位で9月を迎えたDeNA、先月最終週の阪神戦から「勝ち切る覚悟」という新スローガンを掲げている。
「ALL FOR THE WIN」「最終熱戦」「全員、立役者。」と、サブタイトル的コピーもなかなかのセンス。

去年の今ごろはこんなポスターが

昨季の今ごろに打ち出したコピーは「俺たちは、あきらめが悪い。」。
チームが劣勢にあることを、あえて自ら前面に打ち出したアイデアが斬新で、ツカミはバッチリ!だったと思う(古いかな)。

このように球団があれこれ手を尽くして盛り上げている中、3日から首位カープとの3連戦がスタート。
大事な初戦はカープの森下に対し、DeNAが中5日で東が迎え撃つエース対決。

息詰まる投手戦になるかと思われた試合は、意外にも森下が4回までに5点を取られて一方的な展開に。
一方の東は危なげない内容で6回まで無失点に抑え、32試合連続QS(クオリティスタート=6回自責点3以下)を達成。

ちなみに、これは2013年に24勝0敗だった楽天・田中将大の34試合連続QSに次ぐ史上2位の大記録。
8回には末包にタイムリーを打たれて1点を失い、降板となったものの、ウェンデルケンにマウンドを譲ってベンチへ戻るときはスタンドから温かい拍手が送られていました。

試合は5-1でDeNAが快勝し、約1カ月ぶりの貯金1。
きょうはカープの逆襲に期待したいところですが、いまはDeNAに踏ん張ってもらったほうが、もう少し優勝争いを楽しめそう、かな?(どっちだ)

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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