1988年のプロ野球選手名鑑⚾

この年スターだった面々の人生、その後いろいろありました…

先週末はリモート取材と原稿の執筆で潰れてしまいました。
まあ、遊びに行こうにも自転車に乗ろうにも、ノロノロ台風10号のおかげで、とても外出できるような天候じゃなかったんですが。

そういう意味では、久しぶりにロングインタビューの仕事が入り、みっちりと原稿に取り組むことができたのは、かえってよかった。
さて、今回の記事を書くに当たって、もっともっと、超久しぶりに役に立ったのが、日刊スポーツ出版社発行の〈’88プロ野球選手写真名鑑〉。

これは当時、日刊ゲンダイに勤めていた僕が、ニュース部から運動部へ異動になった際に支給されたもの。
当時、ゲンダイ編集部は日刊スポーツ新聞社の隣のビルにあり、新聞を同社印刷所で刷っていた関係から、毎年運動部員の人数ぶん名鑑をもらっていたのです。

今では、おいおい、とツッコミたくなるような項目がズラリ

改めて驚かされるのは、当時の名鑑の項目。
⑥現住所なんて、所番地やマンション名、⑦家族には奥さんやお子さんたちの実名と年齢まで書いてある。

⑪酒量には「酒豪」と記載されている選手、コーチが多い。
⑫タバコに至っては、今なら項目があること自体、非常識だと言われるだろうが、「1日10~20本」という答えがいっぱい。

巻頭折り畳みグラビアは開場1年目の東京ドーム!

ちなみに、1988年は東京ドームが開場した年でもある。
グラビアページに掲載されている周辺の光景も最近は随分変わりました。

この写真に添えられた解説記事の一番上には、「ドーム内は禁煙になっているが、場内20カ所に喫煙コーナーが」などと書かれている。
おいおい、それって「禁煙」になってないだろ、と今なら思うけど、当時はA先生も含め、みんなそれを当たり前だと思ってたんだよね。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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