ハマスタはまだ燃えているか🔥🏟️⚾️

ハマスタ正面玄関(午後12時50分ごろ)

7月28日のDeNA-巨人戦以来、ちょうど1カ月ぶりに横浜スタジアムへ行ってきました。
DeNAの取材は今月14日、マツダスタジアムでのカープ戦以来2週間ぶり。

ちなみに、巨人戦では菅野に完封負けし、カープ戦は森原が菊池に逆転3ランを打たれてサヨナラ負けしている。
つまり、ベイスターズはA先生が取材するたびに痛い黒星を喫し、今年こそは期待された優勝から遠ざかっているわけです。

DeNAの順位は現在4位。
きょうからのハマスタ3連戦は3.5ゲーム差で追う3位阪神とのAクラス奪取をかけた直接対決で、3連勝してもまだ0.5ゲーム差で追いつけず、2勝1敗と勝ち越すだけでは2.5ゲームまでしか差を縮められない。

しかし、まだまだ諦めていない姿勢をアピールするためか、球団はこの日、「勝ち切る覚悟 ALL FOR THE WIN!」という新スローガンを発表。
ハマスタの電光掲示板には、キャプテンの牧が全体ミーティングで熱弁を振るい、チームを鼓舞する姿も映された。

では、首脳陣にはどれだけ勝算があるのか、チームの士気は上がっているのか、試合前に取材して回った。
最近は東スポのコラム、Yahoo!ニュースのコメントと結構辛口のことを書いているにもかかわらず、三浦監督をはじめ、選手、コーチのみなさんには率直な話をたくさん聞かせていただきました。

ただし、それを生かせるかどうかは、この3連戦の結果次第、とくにきょうの初戦を取れるかどうかが大事。
と思いながら見ていたら、先発の大貫が初回に先制点を献上したものの、直後のその裏に宮﨑の2点タイムリーで逆転し、五回までに5-2とDeNAが3点をリードする。

でも、このままスンナリとはいかないだろうなぁ、と予想していました。
試合前の囲み取材で、継投が問題ですね、と三浦監督に聞いていたA先生としては。

そうしたら案の定、七回に2番手ウィックが無死満塁のピンチを招き、三浦監督がマウンドに足を運んで交代を告げると、ウィックは両手を広げ、”Why?””No”と話して拒否のポーズ。
珍しく激高した三浦監督がウィックを怒鳴りつけ、3番手坂本をマウンドに上げたら、適時暴投、森下に打たれた犠飛で4-5とたちまち1点差に追い上げられた。

ああ、また継投に失敗し、試合を引っ繰り返されるいつものパターンか。
と思ったら、今夜のベイスターズはここからが違った。

七回先頭のオースティンが二塁打で戦端を切り拓くと、8番林のタイムリー、代打筒香の2点タイムリーで8-4と4点差に突き放す。
八回にも2点をくわえ、最後は10-4と大勝を収めた。

なお、大敗した阪神・岡田監督は試合後の取材を拒否。
そりゃそうだろうな。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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