親父の育てた庭木を伐ることに🌳

父親が亡くなった年の庭木(2022年12月20日撮影)
約1年8カ月でこうなりました(2024年8月15日撮影)

2年前に父親が亡くなり、施設にいる母親と会うため、月に一度帰省するようになってから、暇を見つけては実家の庭の手入れをしていました。
いくら引っこ抜いてもすぐに生い茂る草むしりに加えて、ヤマモモ、モモ、マツ、サルスベリなどの庭木やアジサイの剪定などなど。

しかし、この剪定がいくらやってもやっても追いつかず、A先生が東京へ帰っている間に、上に横にと枝葉を伸ばしていく。
昨年はヤマモモ、今年はマツの枝が伸び過ぎて、庭の中へ横倒しになっていたので、ノコギリで切らなければならなかったほど。

そこで、昨年から母親と話し合いを重ね、ほとんどの庭木を思い切って伐採することにした。
母親によると、竹原市には退職者たちがこの種の作業をしてくれる〈シルバー人材センター〉という公益財団法人があり、専門の業者より格安の料金で引き受けてくれるという。

先月、シルバーの担当者さんと連絡を取ったところ、かねてから拙宅の庭の様子が気になっていて、どうするのかなあ、と思っていたそうです。
きのうの午後、その担当者さんと実際に作業を行う方が来訪し、見積もりを出していただきました。

父親が丹精込めて手入れしていた庭木を粗方伐ってしまうことについては、正直言って、少々忍びない気持ちも覚える。
でも、そのぶん、これからも残す予定のアジサイ、ユズ、サルスベリなどは大切に世話をするつもりです。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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