東京ドームは「なんて涼しいんだ~!」⚾

東京ドーム前(きょう午後1時前)

東京ドームではメディア関係者の入場時刻が試合開始の5時間前と決まっている。
午後2時開始のデーゲームなら朝9時、きょうのような夕方6時開始のナイターなら昼1時。

若いころから〝重役出勤〟が習慣化しているA先生は、いつも午後2時過ぎくらいに東京ドームに入る。
が、きょうは珍しく午後1時前に東京ドームに到着し、甲子園遠征から帰京したばかりの各社の担当記者の皆さんと一緒に関係者入口に並んでいました。

理由の一つめは巨人の某コーチに個人的なお願い事があったため。
二つめは少しでも早く自宅のエアコンを切って外出し、今月の電気代を1円でも安く浮かせようとしたため。

で、クーラーの効いたドームの中に入ると、ほどなく某ベテラン選手がグラウンドに登場。
バンザイしながらこう叫んでおりました。

「なんて涼しいんだ~!!!
なんて涼しいんだ~!!!」

前日まで三日三晩、灼熱の甲子園でプレーしていた上、3連敗したから余計に暑さが身にこたえていたんでしょうね。
先週、40℃超のハマスタ通いが続いていたA先生も、思わず「本当だなあ! 涼しいなあ!」と唱和したくなったほど。

ちなみに、巨人はこの3連戦、来週の9連戦(東京、名古屋、東京)と12試合ドーム球場の試合が続く。
今月下旬にも東京ドームで6連戦が組まれていて、猛暑の8月、涼しいドーム球場で戦えるのは計18試合!

首位を争う他チームのドーム球場の試合数は、阪神12、広島9、DeNAは僅か4。
これだけ比べて、一概に巨人が有利だとは言えないかもしれないが、日程的に最も恵まれていることは確かでしょう。

それなのに、きょうの巨人は2-4でヤクルトに敗れて4連敗。
我慢を強調した阿部監督の会見はあっという間に終了しました。

一方、今季最長の6回を投げて3勝目を挙げた奥川はにこやかに報道陣に対応。
素直に喜びを語る丁寧な語り口は、星稜時代から変わっていませんね。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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