プロ野球取材は体に毒?⚾

横浜スタジアム上空(きょう午後3時半ごろ)

きのうはハマスタでのゲーム取材を休み、小守スポーツマッサージ療院へ行ってきました。
DeNA-広島戦は開始直前に雨で中止になったけれど、天気予報を見て予定を変更したわけではなく、前夜のうちに横浜へ行かないことに決めていた。

というのも、おとといまでの6試合連続取材で体がすっかり硬くなり、とくに背中がカチンカチン。
凝りや違和感を通り越し、ズキズキと痛みを感じるほどになって、就寝後も熟睡できなかった。

もともと、仕事が立て込んだり、疲れが溜まったりすると、背中が張りやすい。
ふだんから2週間に一度は小守の担当トレーナーにほぐしてもらってるんですが、今回は先週の施術から1週間で耐えがたいほどの痛みに襲われた。

40~50代のころ、単行本の原稿を抱え、毎日400字詰原稿用紙10枚分の原稿を書いている最中なら、マッサージが1週間~10日に一度になることもよくあった。
が、今回のように、大して量を書いているわけでもないのに、ここまで背中がカチンカチンになるのは珍しい、というより初めてじゃなかったか。

何が原因かと素人なりに考えると、どうもプロ野球取材という仕事のスタイルにありそうな気がする。
練習中は2~3時間ずっと立ちっぱなし、試合中は一転して3~4時間ずっと座りっぱなし。

そういう過ごし方を6日連続、1日の休みもなく続けていたら、そりゃ体も硬くなるだろう。
担当トレーナーによれば、ここ最近の極端な気温差、湿度の高さ、それに自宅と横浜との片道1時間以上の移動がもたらす疲労なども、体を硬直化させる原因になっているそうです。

というわけで、今後の取材は3連戦なら2試合まで、4~5試合続く場合は3試合まで。
3試合以上連続して取材することは避け、休み休み、ボチボチと、ゆっくりまったりやっていきたいと思います。

なお、今夜の試合は七回、カープのシャイナーにまさかの決勝3ラン、来日初本塁打が飛び出してカープが快勝。
それもDeNAのエース東から打ったんだから、野球は何が起こるか分かりませんね。

試合後は久しぶりに新井監督の囲み取材に参加し、得意満面のドヤ顔を拝見しました。
だからやっぱり、野球は現場で見なきゃダメ…なんてことを言ってたら、また背中がムズムズしてきた。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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