さすがの菊池も疲れが溜まっているのか⚾

横浜スタジアム前(きょう午後12時半ごろ)

やっぱりトシかな。
好きでやっているプロ野球取材とはいえ、6試合も続くと、さすがに疲れが溜まってきた感がある。

きのうまでの3日間は涼しい東京ドームだったし、きょうのハマスタも曇りで30℃を切っていたから、暑さにやられてバテバテになっているわけではない。
が、グラウンドに立ち続けて練習を眺めていると、不意に集中力が途切れ、意識が飛びそうになっては我に返ったりする。

それでも、最近追っかけているベイスターズが本拠地でカープを迎え撃つ、となったら、やはり取材に行かねば、という気持ちが先に立つ。
試合前の時点でカープが2位、ベイスターズが3位、僅か0.5ゲーム差で競り合い、毎日順位が入れ替わる可能性もある状況なのだからなおさらだ。

ただ、お疲れモードで見ているせいか、ふだんは気にならないことが気になった。
珍しくエラーが記録されたカープのセカンド菊池の守備である。

二回に捕り損ねた浜口の打球は、簡単に処理できていたはずの平凡なゴロ。
これには、TBSの解説者・佐々木主浩氏も「菊池のエラーとは珍しいものを見ましたね」と当惑していたほど。

三回の森の二塁打も、菊池が万全の状態ならアウトにできるか、悪くても内野安打にとどめることができたんじゃなかったか。
やっぱり、さすがの名手も疲れが溜まってるんだろうか。

その守備機会がいずれも失点に結びつき、試合はDeNAが6-1で大勝。
さて、いったん取材を休むのは明日にしようか、明後日のほうがいいかな。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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