私の単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』、第2作『ジャイアンツ愛 原辰徳の光と闇』(ともに講談社)の新Kindle版、いよいよきょうから配信がスタートしました!
前者は私が30代ギリギリの39歳、後者が40歳ちょうどの年に刊行された作品。
その2冊が20年以上の時を経て、私が61歳になった今年、ふたたび読者の目に触れる作品として世に出る機会をいただいたわけです。
以下、8日のWORKSに掲載した著者からの挨拶を再掲します。
今回の電子書籍化は発行元の講談社「あの本がいつまでも読める」プロジェクトの発案によって実現したもの。
拙著が「いつまでも」読まれることに値するのかどうか、自分ではわかりませんが、その後名監督となった原さん、現在も巨人の内野守備コーチとして活躍する川相さんの現役時代を知らない世代のファンの方々にもぜひ読んでほしい。
当然のことながら、20年以上もたった今、巨人や日本球界が変わったという以上に、野球そのものが大きな変質を遂げ、私と川相さん、原さんの関係も時間の経過とともに様々に変化してきました。
当時はまだ独立しておらず、日刊現代の巨人担当記者で、球団広報部に数年間に及ぶ取材拒否、いわゆる出入禁止処分を受けた経緯などもそのまま書いてあります。
文字通り、若気の至りの見本のような拙著が、この時代にどのように読まれるのか。
未読の方々には是非御一読いただき、忌憚のないご意見、ご感想を拝聴したく思います。