スターナイト横濱三題噺⭐️🏟️⚾️

横浜スタジアム上空(きょう午後3時ごろ)


きのう、記者席へ上がるエレベーターで、ベイスターズのチームマスコット〈バート〉と乗り合わせた。
黄色いチャピーとコンビを組んでいる、白くてヌボーッとしたアイツですね。

球団公式ホームページによると、「ボーッとして何を考えているのか分からない」キャラクターだとか。
そのバートと狭いエレベーターの中で向き合うと、可愛いような、不気味なような、何とも言えない妙な気分。

とりあえず、互いに会釈をして、「こんなに近くで見たのは初めてだなあ」と言ったら、バートがこちらに寄ってきて体をスリスリ。
うれしいような、くすぐったいような、でも何となく幸せなような、不思議な余韻がまだ残っています。


明日の予告先発投手の囲み取材にジャクソンが登場。
すぐ左横に立ち、担当記者が質問するのを待っていたら、ジャクソンが突然僕の背中をたたいて一言。

「First Question!」
「えっ、俺?」

何の準備もしていなくて、思わず口を突いて出た質問が、「日本の夏は暑くないですか?」
61歳のベテラン記者も、虚を突かれるとこんなもんです。

しかし、ジャクソンは僕の目を見ながらしっかり答えてくれました。
あとでもう少し真面目な質問もしています(個人Blogなので内容は割愛)。


中日の練習を見ていたら、大西外野守備走塁コーチが歩み寄ってきて一言。

「時々、記事読んでますよ」
「今年はあんまり中日の記事を書いてなくてごめんなさい」
「書いてないんじゃなくて、そもそも見てないでしょ、中日の試合」
「いやいや、4月にここ(ハマスタ)で首位に立ったときは書いてるって」
「きょうは勝ちますからね!」

しかし、結果は延長十回の末、DeNAがサヨナラ勝ち。
サヨナラヒットを打ったヒーローは中日から移籍した京田でした。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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