最近、これほど驚き、寂しい思いをした事件はほかにない。
ヤクルト・畠山和洋二軍打撃コーチの突然の退団である。
理由は6月30日、「一身上の都合」と球団公式HPで発表されただけ。
ギャンブルに明け暮れて多額の借金を重ねていたとも伝えられるが、真相はいまだにわからない。
畠山は現役時代、小川淳司監督(現GM)に見出された。
2010年、高田繁前監督が成績不振で休養したため、ヘッドコーチだった小川が代行に就任したときのこと。
4番候補の新外国人ホワイトセルが未知数だったことから、二軍暮らしの長かった畠山を引っ張り上げたのだ。
このとき、畠山は10年目で、もう終わった選手だと思われていたのだが…。
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