今年初めてのベルーナドームで右往左往⚾🦁💦

西武球場前駅には〝休養中〟松井稼頭央監督の等身大ボードが

きのうは遅ればせながら、今シーズン初めてパ・リーグのホーム球場、西武ライオンズの本拠地ベルーナドームへ行ってきました。
今週はセ・リーグの広島、DeNAとの6連戦が組まれているので、何か原稿が書けるかなと思って。

しかし、球場横のオフィスを訪ねると、いきなり受付の部屋もスタイルもまるっきり変わっていたのにはかなり面食らった。
まず、昨年まで机の上に置かれていた社名と氏名を記帳する受付用紙がない。

代わりに受付フォームのQRコードがプリントされた紙が貼られていて、これにスマホでアクセスし、社名や氏名、取材日時などを入力して送信するスタイルになっている。
こんなシステムで受付するのは初めてだったから要領がわからず、オロオロして広報担当に問い合わせ、やっとクリア。

まあ、一度覚えてしまえばどうってことはないんですけどね。
ちなみに、「アレは面倒臭いからやってません」という記者がいたのはナイショです。

その後、スタンドへ通じる鉄扉を開けて球場に入ろうとしたら、南京錠がかかっていてビクともしない。
球場へ通じるルートもオフィスビルを通過して行くよう変更されていて、通い慣れているらしいメディア関係者のお尻にくっついてようやく通過。

こうしてやっとこさ記者席へ辿り着くと、東スポの席が一塁側から三塁側へ真反対に変更されている。
今年、席替えが行われたこと自体は聞いていたので戸惑いはしなかったけれど、とにかくいろいろと勝手が違うんだよね。

さらに、記者席からグラウンドへ降りるルートもすっかり忘れていた上、若干の変更があり、スタンドやカメラマン席を経由せざるを得ず。
この新ルートの動線については文化放送のTアナウンサーの丁寧なレクチャーを受け、その後はどうにか迷子になることなく、記者席とグラウンドを往復することができました(まだちゃんと通行できるほどの自信はないけど)。

西武が変わったのは球場だけではなく、チームにも劇的な変化があった。
前半のリーグ戦を最後に松井稼頭央監督が休養し、この交流戦から渡辺GMが監督代行を兼任していることはご存知の通り。

渡辺代行は試合前、報道陣の囲み取材に積極的に応じ、自らジョークや昔話を披露して和やかな雰囲気を醸し出していました。
チームが最下位に低迷し、記事にできるネタが乏しい担当記者にとっては、大変ありがたいことではある。

しかし、肝心のゲームはこの日もカープに負け、今季2度目の8連敗。
西武の先発・今井が二回、菊池にソロ本塁打を打たれて先制を許すと、七回にも松山の犠飛で2点目を献上してしまう。

一方、中村、栗山以外、期待の若手を並べた打線はカープ床田の前に沈黙。
顔見知りのメディア関係者は試合前から「西武は打てませんよ、息が詰まるような試合になりますよ」と予告していたけれど、そのまんまの展開でした。

それにしても、最近のカープは強い!
先週の今ごろはきょうと同じ床田で日本ハムに負け、今季最長の5連敗。

「交流戦は難しいですかね?」と新井監督に質問したら、「私は全然、難しいとは思ってません!」と答えられてから1週間。
カープは2カード連続で勝ち越し、セ・リーグ首位をキープしている。

きのうの試合後は新井監督、リーグ最多の盗塁8、9個目をマークした矢野に興味深いコメントを聞くことができました。
さて、きょう、明日はどんな展開になるか。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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