プロ野球マスコミも猛暑対策を!🥵

横浜スタジアムの暑さはハンパない(画像は5月10日)

先週は行きつけのバーや理容院などに顔を出すたび、「また焼けましたねえ」と言われた。
僕の仕事柄、「ゴルフ焼けですか」と聞いてくる人もいたけれど、とんでもない、立派な「仕事焼け」、もしくは「取材焼け」です。

もっと言えば、「ハマスタ焼け」だね。
この球場は取材中、スタンドにいてもグラウンドにいても逃げ場がなく、日陰と扇風機のあるベンチの中はコロナ禍以後、まだ報道陣は立入禁止になっているから、ベイスターズが練習をしている2時間ほど、ずっとお日様に晒されていなければならない。

試合前取材がスタンドに限られていた去年、日傘を差して練習を眺めていたこともあったが、これは取材のルール上、NGになっていると聞いてやめざるを得なかった。
せめてもの紫外線対策として、サングラスだけはかけているけれど、これも使っていない記者やアナウンサーの方が圧倒的に多いんですよね。

しかし、今年もまた、夏は例年通りの猛暑に見舞われると予想される折、今からそれなりの対策を考えておく必要がある。
ハマスタや神宮のような屋外の人工芝球場の場合、陽射しの照り返しや地熱の暑さで、本当にぶっ倒れそうになるからだ。

個人的には、サングラス、日除け帽、日傘の使用をオフィシャルなルールとして解禁するべきだと思う。
もっと言えば、下履きはハーフパンツとサンダルでもいいのではないか。

実際、メジャーリーグでは20年以上前から、上記のすべてがOKになっていることを、僕自身、取材に行って確かめています。
とくに、暑い上に湿度が高く、時々スコールに見舞われるテキサスあたりでは、スラックスに革靴などで歩き回っていたら、たちまち汗びっしょりになってしまう。

2001年に取材したサンフランシスコ・ジャイアンツのGMは、サングラス、アロハシャツ、ハーフパンツにサンダルという出で立ちで、とてもGMには見えなかったものだ。
ただ、そこにも一応ルールがあって、例えばサンダルはカカトをベルトで固定できるもの限定で、いわゆる「つっかけ」はダメなのだと、メジャー経験の長い記者に聞いたことがあります。

こういうところこそ、NPBもMLBに倣うべきだ!
と思っているのはA先生だけでしょうか?

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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