ハマスタの暑さにグッタリ、宮﨑退場のアクシデントにビックリ😱⚾

午後3時半ごろの横浜スタジアム上空

きょうのような好天の日は、夜の観戦にはうってつけだとは思うものの、昼の取材をする身にとってはいささか辛い。
とくにハマスタでは頭上からの陽射しに加え、足元からも人工芝の照り返しと熱気が立ち上り、季節外れの暑さに頭がクラクラする。

こういうとき、コロナ前ならベンチの日陰に避難することもできたんだけど、DeNAではまだ報道陣の立ち入りを禁じているため、グラウンドに突っ立っているしかない。
コロナ禍の最中はグラウンドに降りること自体がNGで、スタンドにいるしかなかったから、日傘を差して練習を眺めることもできたんですが。

試合前、三浦監督の囲み取材では、新人・石上泰輝が初めて登録抹消され、代わりに森敬斗が初昇格した入れ替えに記者の質問が集中。
森敬は今年、ファームで二塁と三塁を守っており、一軍ではセカンド牧、サード宮﨑のバックアップ要員という位置づけになりそう。

もともとは正遊撃手として将来を嘱望された存在で、ルックスもなかなかのイケメンであることから、球団にもファンにもスター候補として期待されていた。
しかし、今年もオープン戦でチャンスを与えられながら、ハマスタの試合で手痛いミスをしてしまい、番長にファーム再調整を命じられた、という経緯がある。

試合は初回、DeNA・東が阪神・近本に先頭打者本塁打を打たれて先制点を献上。
あちゃー、と思った直後のその裏、阪神・青柳も立ち上がりからピリッとせず、3四死球で満塁とてしまうと、押し出し四球で1-1の同点に。

二回以降は東、青柳とも立ち直り、五回まで0を並べていたが、六回に思わぬ形で森敬の出番が訪れた。
阪神・井上の打球がイレギュラーバウンドしてサード宮﨑の側頭部を直撃(記録は内野安打)し、担架に乗せられて退場となったのだ。

ここで三浦監督はショートの京田をサードに回し、ショートにはこのポジションが本職の森敬を起用する。
おかげで森敬のモチベーションも俄然上がったらしく、1-3と2点ビハインドの六回、先頭打者として最初の打席に入ると、いきなり右中間を破るスリーベースヒット。

続く6番・筒香がNPB6年ぶりとなる三塁打を放ち、2-3と1点差に追い上げると、山本が四球を選び、無死一、三塁から京田がセンター前へ同点タイムリーヒット。
野球とは不思議なもので、こういう展開になると、両先発投手の立ち上がりの悪さも、宮﨑が退場となったアクシデントもすべて吹き飛び、白熱の好ゲームに様変わりする。

九回に登板した森原がノイジーに勝ち越し打を許し、結果は3-4でDeNAが惜敗。
とはいえ、そうした中、筒香が2安打して反撃の機運を盛り上げるなど、好材料もある。

宮﨑も救急搬送されるほどの重傷でなかったのは不幸中の幸い。
明日以降、ベイスターズの奮起と巻き返しに期待したいですね。

なお、きょうの試合前メシは崎陽軒の横濱チャーハン730円でした
中身はこんな感じで
スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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