キアヌ・リーブスが超人的殺し屋を演じる『ジョン・ウィック』(2014年)シリーズ第4作で、前作『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019年)の続編。
世界的に大ヒットし、RPGとのコラボでもたくさんのファンを獲得したこのシリーズも、10年目にして大団円を迎え、アクションシーン、上映時間ともに大幅にスケールアップしている。
前作で明らかになった闇の組織「主席連合」に追われているウィック(リーブス)は、旧友シマヅ・コウジ(真田広之)を頼って大阪に行く。
そのウィックを追って主席連合の殺し屋たちがやってきて、コウジの経営する大阪コンチネンタル・ホテルで繰り広げられる格闘場面が最初の見せ場。
一方、主席連合の首領ヴィンセント・ビセ・ド・グラモン侯爵(ビル・スカルスガルド)は、ウィックの後見人ウィンストン(イアン・マクシェーン)が経営するニューヨーク・コンチネンタル・ホテルを破壊。
ウィックやコウジの盟友だったケイン(ドニー・イェン)の娘を人質に取り、ウィックを殺すように命令する。
盲目で仕込み杖を武器とするケインは言わば香港版座頭市で、発信機を武器に群がる敵をバッタバッタと斬り捨てていくシーンがなかなか面白い。
クライマックスではパリの凱旋門広場で派手なカーアクションが展開され、サン・クール寺院でケインとウィックが雌雄を決することになる。
普通のアクション映画ならここまでにしておくだろう、と思いたくなるシーンを延々と引っ張る特長は本作で一層拍車がかかっており、とくに寺院の220段の石段をウィックが何度も駆け上がってはたたき落とされる繰り返しが凄まじい。
上映時間は30分ぐらい短くてもよかったんじゃないかな、と感じたのは俺が年寄りだからかな。
オススメ度B。
A=ぜひ!🤗😱 B=よかったら😉 C=気になったら🤨 D=ヒマだったら😑