今年のプロ野球取材はベイスターズ−カープで開幕!⚾️🏟️

今年、ハマスタの正面玄関では巨大な東克樹(左)と牧秀悟がファンをお出迎え

今年のプロ野球開幕、ベイスターズーカープ戦が行われた横浜スタジアムで迎えました。
開幕戦をここで取材したのはコロナ禍で開幕が6月にずれ込んだ2020年以来、23年の1年だけ除いて4年連続で、その年もDeNAの相手はカープだった。

きょうは朝方からの雨と強風により、いつも東京駅から乗っている東海道線が大幅に遅延。
やっとこさハマスタに到着した午後1時過ぎ、まだ結構な雨風が続いていて、これで試合ができるのかなと思いながらグラウンドに降りたら、もうカラリと晴れ上がっていた。

開幕当日、試合前の監督や選手の囲み取材は毎年恒例、どんな気分で今朝を迎えたか、昨夜か今朝は特別な料理を食べたか、何か験担ぎをしてきたか、という質問が飛び交う。
ちなみに、DeNAの三浦監督は昨夜、定番の赤飯と鯛の尾頭付きを召し上がったそうです。

きょうのスタメンと審判

さて、肝心の試合ではその三浦監督が開幕スタメン「1番・右翼」に抜擢したドラ1ルーキー度会がいきなりやらかした。
初回、カープ先頭の菊池が右翼前に放った打球をキャッチしようとした瞬間、LED照明と重なって捕り損ね、何とか体の前に落としながらもヒットにしてしまう。

ところが、新人ながらもオープン戦首位打者となったスーパールーキーは、守備での失敗を取り返すのも早い。
先発の東が三回にカープに3点を先制された直後のその裏、1死一、二塁から九里の初球をたたいてライトスタンドへプロ1号となる同点ホームラン!

派手なガッツポーズを繰り返しながらダイヤモンドを回る姿は、ENEOS時代に大暴れした一昨年の都市対抗を彷彿とさせました。
キャンプ中から「僕の一振りでチームに勝利をもたらせるような選手になりたい」と話していた度会、まさに有言実行というところ。

その後、八回に代打・大和の犠牲フライで勝ち越し、九回を抑えの森原が締めて、今夜はベイスターズが快勝。
三浦監督にとっては開幕投手を務めた現役時代、監督就任3年目まで負け続けた過去10試合の悔しさを払拭する「11度目の正直」の開幕初勝利となりました。

きょうのこの勢いで、DeNAは今年こそ優勝できるか。
なお、惜しくも敗れたカープについては明日以降、ネタを探して語ることにします。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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