メジャーリーグが一介の通訳の不祥事によって揺れに揺れている中、日本のプロ野球はオープン戦のエンディングカードを迎えました。
そこで今週末は東京ドームの巨人ー楽天3連戦に足を運び、オープン戦取材を締め括る予定。
東京ドームは1988年創業だから、今年で37年目。
僕が日刊現代時代、プロ野球記者となったのも同じ1988年なので、この球場の歴史はそのまま自分の記者人生と重なっている。
ちなみに、きょう頂戴した巨人の2024年版メディアガイド(画像)も1988年以降、今年で37冊目。
他球団のメディアガイドにはそれほど執着はなく、広島カープですらもらいそびれている年がいくつかあるんだけど、巨人だけは1年たりとも途切れないよう、必ず1部確保しています。
何だかんだ言って、このトシまでスポーツライターとして食えているのは、初っ端に巨人を取材するようになったことがきっかけ。
わが故郷のカープとはまた違った思い入れと愛着があるのですよ。
それにしても、最近のメディアガイドは分厚くなったなあ。
1980〜90年代のメディアガイドは厚みもボリュームも今年の半分以下だったけど、個人情報の扱いがユルい時代ゆえ、選手やコーチの自宅の住所や家族の名前まで載っていた。
さて、東京ドームに話を戻すと、37年目にして取材環境が少しずつながらもコロナ前に戻されつつある。
今年はコロナ禍で敷かれていた規制が徐々に緩和され、まだ制限付きながらもグラウンドやベンチ裏コンコースでのぶら下がり取材が可能になった。
コンコースの壁に貼られたレジェンドOBの写真なども、球団創立90周年を記念してか、ONを全面に展開したものに変わっている。
ただ、日本ハムのエスコンフィールドにダルビッシュと大谷の写真が飾られているこの時代、いつまでも長嶋さんと王さん頼みにならざるを得ない、というのもいいことなのか悪いことなのか…。
一番ビックリしたのは、地下1階の記者室が全面的に改修されたこと。
かつては運動記者クラブ所属の各社ごとに席が割り振られていたのに、現在は長テーブルに椅子が並んでいるだけの、まるで会議室のようなレイアウトになっている。
これほど大胆な〝模様替え〟は東京ドーム創業37年目で初めてじゃないかな。
そんなこと言って驚いているのはA先生ぐらいかもしれませんが。