沖縄キャンプ取材、2日目の注目はDeNAの成長株⚾

今年の宜野湾は球場のネーミングがこのように変わりました

沖縄キャンプ取材2日目のきょうはDeNAの宜野湾に足を運んできました。
午後からロッテとの練習試合が行われて、これが今年最初のゲーム取材。

日曜で大勢詰めかけた観衆へのファンサービスもあってか、DeNAは1番から4番まで桑原、関根、佐野、それに昨季まで〝休養中〟のまま契約最終年を迎えたオースティンと主力どころがズラリ。
先発も沖縄出身の平良と、こちらもお約束の御当地登板を務めた。

その平良は初回、先頭の藤原を内野フライに打ち取りながら、強風に流された打球をサード京田が捕り損ねて二塁打に。
ここから1死を挟んで平沢にタイムリーを打たれて1点を失うも、二回は三者凡退に抑えてまずまずの出来栄え。

ただ、投手陣の中では、続く3イニングを完璧に抑えた2番手・深沢のほうが目立っていたかな。
七回には現役ドラフトでロッテから移籍した佐々木(千隼)が登板し、先頭の岡にいきなり死球をぶつけながら、2イニングを無安打に抑える好投を見せた。

しかし、きょうの試合で最もファンを沸かせたのは、今年の新人で12球団中最も目立っているドラ1ルーキー度会でしょう。
四回の右翼守備から出場し、八回には対外試合初安打となるライト前ヒット!

それも空振りを狙う落ちる球を巧みに拾った巧打で、〝師匠〟のイチローさんを彷彿とさせると言ってはオーバーだけど、前評判に違わぬセンスを発揮。
他にもいろいろと楽しみな若手が育っており、試合後の三浦監督にぶつける材料が多くて、囲み取材の時間がどんどん長くなったほど。

今永が去り、バウアーの去就も不透明なDeNAで、この宜野湾キャンプからどれだけ若手が台頭してくるか。
きょう取材した出来事やコメントはいずれ、仕事でしっかり書きます。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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