宮崎キャンプ取材は巨人で終了⚾

きょうもサンマリンスタジアムの電光掲示板にはお馴染みのキャッチフレーズが

宮崎キャンプ取材最終日のきょうは、三たび巨人の練習に足を運んできました。
朝方は少々肌寒かったけれど、午後から徐々に日差しが強くなり、選手たちも心地よさそうに体を動かしていた。

しかし、阿部監督としては心地よいどころではなかったかもしれない。
今年、完全復活を期待されていた抑えの大勢が、キャンプイン早々に右足ふくらはぎを痛めて離脱し、治療のために緊急帰京。

聞けば、今キャンプが始まったばかりのころから、ランニングやキャッチボールの最中に右足が攣ると再三訴えていたという。
単なる攣りなら軽傷で済むだろうが、それ以上の挫傷や肉離れだったら厄介。

そこで、知り合いの巨人担当記者曰く、
「赤坂さん、『笑うアベ』の裏話ネタ、早くやっておいてよかったですね」。

巨人は今年、阿部新監督を盛り上げるためにキャンプ限定で『笑うアベには福来たる』というキャッチフレーズを掲げている。
この制作秘話を東スポの連載コラム『赤ペン‼︎』に書き、さあ、福を呼び寄せられるかな、とファンの期待を煽っていた矢先、大勢がケガをしてしまった。

確かになあ、もし掲載が来週にズレ込んでいたら、ペンディングと差し替えもあったかも。
阿部監督としても笑っている場合じゃありませんからね。

さて、きょう最後の取材メニューは、川相内野守備コーチによる中山、泉口、湯浅の守備練習。
例によって板グラブを使ったハンドリングの練習に始まり、ショート、セカンド、サードの順に3人を立たせて、川相コーチがノックを浴びせる。

ボール1ケース約120個で、きょうは3ケースぶんノックしたから、合計360球。
「体が痛くならない?」と川相コーチに聞いたら、苦笑いされました。

このところの好天で宮崎総合運動公園の河津桜も見ごろを迎えました

これにて宮崎キャンプの取材はとりあえず終了。
今晩も何か美味しいもの食べて帰ろうと思います。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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