オリックス清武キャンプで「逸材」発見!⚾

臨時バス用停留所、オリックスの向こうの巨人は1人、手前のソフトバンクは2人

宮崎が4日連続雨となったきょうはオリックスの清武キャンプに行ってきました。
実は先日、郷里と大学の先輩で、現役時代はスラッガーとして鳴らしたプロ野球解説者の方に、「赤坂、オリックスにすごい逸材がいるぞ」と聞き、俄然興味が湧いたもので。

清武のSOKKENスタジアムのネックは、巨人のサンマリンやソフトバンクバンクのアイビースタジアムに比べると最も遠く、宮崎交通の路線バスも通っていないこと。
巨人やソフトバンクと同様、宮崎駅始発のキャンプ期間中限定の臨時バスは出てるんですが、これはいつもほとんど満員になってしまう。

最近、宮崎ではオリックスが一番人気で、キャンプ2日目の観衆は巨人4000人、ソフトバンク4500人だったのに対して、オリックス7500人!
きょうは日曜とあって宮崎駅前のバス停に長蛇の列ができ、ここで満員になったからと、途中の停留所に寄ることをやめ、ルートもショートカットし、清武への直行便に変更された(スルーされたバス停で待っていたファンはどうしたんだろう?)。

ちなみに、俺、40代のころまでは、宮崎市街のホテルから清武までロードバイク(グレッグレモン・マイヨジョーヌクラシック)で通ってたんだよね。
片道約16㎞で、スタジアム前はアップダウンが続き、最後は長距離の上りゴールとなるこのルート、毎日のように通って、よく死ななかったもんだ。

球場正面には宮崎キャンプ10周年のディスプレイも

清武に到着すると、まず室内練習場でチーム全体のウォーミングアップを視察、と言うより実際は素人の見学ですが。
その後、雨が小降りになり、SOKKENスタジアムで行われたシートノックで、まず守備から巨漢の「逸材」の動きをチェック。

午後のフリー打撃では、サク超えこそ少なかったものの、先輩が評価していただけあって、力強い打球を連発。
その後の「スペシャル」と呼ばれるウエートと打撃をミックスした特別メニューの後、ご本人と水本ヘッドコーチにじっくりお話を聞くことができました。

しかし、仕事で記事化するのは、彼がもっと目立つほどの打棒を発揮するまで待ちたいと思います。
キャンプの序盤でいきなり名前を出しても、あまり話題にならないだろうしね。

ランチ特打には、カープからFA移籍した西川が登場し、気持ちよさそうにバットを振っていた。
ただ、迫力で言えば、隣のケージに入った昨季の首位打者、西川よりも一回り体の大きな頓宮のほうが上だったかな。

ブルペンでは主力どころはほうっていなかったけれど、曽谷、前、育成・川瀬が懸命に腕を振っている姿が目についた。
日本ハムから移籍の吉田は茶髪、山岡はド金髪に染め上げ、ふたりで楽しそうに雑談していましたね。

なお、帰りの臨時バスは行き以上のすし詰め。
来年は久しぶりに自転車で取材に…行ったら今度こそ死んじゃうだろうな。

あ、田口コーチ、プレスルームへの差し入れ、ありがとうございました。
老舗菓子店のクッキー、とても美味しかったです。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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