キャンプ取材で帽子をもらったら🧢⚾

今年の巨人キャンプで配布されている帽子

きょうも宮崎は朝から雨で、午後にはあがったものの、終日どんよりした空模様。
サンマリンスタジアムの天然芝もぐっしょりしていて、とても練習のできるような状態ではなく、2日連続で終日木の花ドームとなりました。

この時期、現場での楽しみの一つが、ふだんは会えない球界、マスコミ業界の旧知の知人と久々に再会できること。
今回は巨人の陣中見舞いに来られた某大新聞の部長をはじめ、すっかり偉くなった(と思う)メディアの方々と昔話に花を咲かせた。

そういう人たちは球団関係者も手厚くもてなしていて、必ずキャンプ限定グッズのキャップをプレゼントしています。
ただ、これ、巨人では報道陣にも配ってるんですが、かぶっている記者はほとんどいない、と言うより、ひとりもいません。

第2次藤田元司監督時代(1989〜92年)ごろまでは、広報担当に「必ず帽子をかぶるように」と口やかましく言われたものですけどね。
広報には「一般の見物客と区別するために」とか何とかあれこれ理由をつけられるし、かぶらないでいると「かぶれよ!」と他社の後輩記者に強制する帽子警察みたいな古株の記者もいたし。

A先生はそのころの習慣が身に染みついているから、いまでも受付で帽子をもらうと、ついその場でかぶっちゃう。
そうしたら、「帽子かぶってるのは赤坂さんひとりですよ」と若い記者に指摘されて、はたと気がついたら、本当に俺ひとりしかかぶっていなかった。

というわけで、今回もすぐ帽子をザックに仕舞い、帰京後に巨人ファンの知人にプレゼントする予定です。
明日はそろそろ雨やんでほしいけど、相変わらず予報は悪いなあ⛅️

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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