明日から35回目のキャンプイン⚾️

毎年NPBから配布される取材パス

今年もきょうから宮崎に入り、明日からプロ野球キャンプの取材を始めます。
毎年、キャンプ直前のこの時期になると、NPBと東京運動記者クラブから配布された取材パスが、東スポを経由して手元に届く。

この新しいパスを手にするたび、今年もしっかり取材しよう、現場でどんなことが起こるかな、などと、いいトシをしてワクワク感を覚える。
このパスを支給されるようになったのは、2010年以降、フリーライターとして東スポの仕事をするようになってから。

日刊ゲンダイの社員記者だった時代は、会社が新聞記者協会ではなく日本雑誌協会に加盟していた関係で、毎年キャンプ前に各球団に取材申請をした上、球団ごとに取材証を発行してもらわなければならなかった、
面倒臭いなあ、と思いながら、それでもきちんと手続きをして取材していましたが。

初日、2日目は例年通り、巨人のサンマリンスタジアム宮崎をお訪ねする予定。
僕がこのトシまでこの仕事を続けられている最も大きな理由であり最大の恩人、川相昌弘さんが今年初めてジャイアンツのユニフォームを着てグラウンドに出てくる姿をしっかり見届けておきたいから。

春季キャンプ取材は川相選手がまだ控えだった1989年以来、通算35回目にして36年目。
1年だけ抜けたのは、阪神大震災と地下鉄サリン事件の起こった1995年で、このときは急性盲腸炎と大腸憩室炎の手術を受けて新小岩の救急病院に入院していたためです。

きょう宮崎に着いたら、空はどんよりと曇り、小雨がパラついていて、天気予報によれば、キャンプ初日は朝から本降りになるという。
その上、第1クールの4日間、予報は雨、雨、雨、雨。

35回に上るキャンプ取材で、これほど天候に恵まれない年も珍しい。
とブツクサ言いながら、明日、巨人ナインが練習に励む宮崎総合運動公園へ行ってきます!

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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