電気ポットとメークボックスの買い替え

新しく買ったパナソニック製(左)と長年使い込んだタイガー製

先週26日、電気ポットをタイガー製からパナソニック製に買い替えました。
この10年ほど、2代続けてタイガーを愛用していたんですが、それなりに手入れをしながらでも、数年経ったらどうしても内容器にカルキの粉がこびりつき、粒状になってお湯に混ざってしまう。

その点、竹原の実家で両親が10年近く使っていたパナソニックは、内容器がいまだにツルツルのまま。
いったいどこが違うのでこうなるのかと、池袋のビックカメラやヤマダ電機で聞いたら、パナソニックは内容器がフッ素コートされているからだという。

ただし、フッ素コートされていてもやはりカルキの粉は多かれ少なかれ付着するそうで、これは東京の水道水にカルキが含まれている以上、避け難いらしい。
そう言えば、実家の水道水は地下の湧き水で、カルキが混ざっていないから、電気ポットがきれいなのも当然か、と改めて東京との水質の違いを認識した次第です。

そんなことのあった矢先の翌日、施設にいる母親から電話があり、長年使っていた化粧箱が壊れてしまったという。
どこがどんなふうに壊れたのか、電話では今ひとつよくわからなかったけど、木製で30年以上も愛用していたから、経年劣化も進行していたんでしょうね。

さらに、母親が言うには、今時はもっと軽くて壊れにくい(ポリ塩化ビニル製の)メークボックスがあるから、そちらに買い替えたほうがいいですよ、と介護士さんに助言されたそうです。
そこで、念のため、介護士さんに化粧箱のサイズを測ってもらい、母親にもカラーは小豆色がいいとか、蓋の内側に付いている鏡は大きいほうが便利だとか、いろいろと細かいリクエストを取材。

きょうは朝食のあと、ネットの通販ショップで母親の好みに合うものを探していたら、午前中の時間が丸々潰れてしまいました。
これだけ苦労して、やっと数々の注文に合致するものを見つけたけど、さて、85歳になっても毎日メークを欠かさないほどお洒落にうるさい母親が納得してくれますかどうか。

ちなみに、電気ポットは1万4027円、メークボックスは1万1207円。
新年早々、プロ野球のキャンプインを前に何かと物入りな日々が続いております。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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