【きょう12日アップ&掲載!】東スポWEB&東スポ『赤ペン!!』493/中田翔の加入で沸く中日、どっこい先に移籍した中島宏之もいるぞと言いたいワケ

前巨人・中田翔(34)の中日移籍が大きな話題となっている一方で、先に中日入りした中島宏之(42)が気になる。

中島は巨人を戦力外となり、中日に拾われる形で移籍した矢先、同じ巨人から中田がやってきた。
しかも一塁の定位置が重なっており、苦しい立場に立たされている。

中島が23年目の今年までに積み上げたヒットの数は1928。
節目の2000安打まで72と迫っているが、入団会見では「昔は打ちたいと思ったけど、最近は気にしていません」と個人記録への思いを封印した。

それより、立浪監督には「期待してるで。点を取らないといけないから頼む」と言われている。
だから打点重視の姿勢で臨むと、こう強調した。

「状況を見て、どういう形で打てば点が入るかなと考える。
ヒットで点を入れるのか、アウトでも点を入れるのか、いろいろなイメージをして打席に入っています」

この言葉で思い出されるのが、中島が西武にいた2008年、巨人との日本シリーズである。
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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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