1980年12月、ジョン・レノンが殺害される48時間前、BBCの記者アンディ・ピーブルズが行った長時間のラジオインタビューをベースにしたドキュメンタリー番組。
今年、ビートルズの未発表曲『ナウ・アンド・ゼン』が発売されて話題になったが、レノンが数々の名曲で世界のファンを魅了した一方、反戦運動や問題発言で物議を醸していたことがよくわかる。
有名な「ビートルズはキリストよりも人気がある」発言、アルバムレコードを燃やしたKKKによる恫喝、「ベッドイン」などの反戦運動でニクソン政権に敵視されていたことなど、音楽活動以外では実に過激な言動が多かった。
また、イギリスのサッチャー首相は自身に批判的なBBCを嫌悪しており、様々な圧力をかけていたらしいことについても、レノンは反発している。
レノン自身のほかにも、インタビュアーのピーブルズをはじめ、音楽プロデューサーのマルコム・ゲリー、『ダブル・ファンタジー』のギタリストだったアール・スリック、『イマジン』でドラマーを務めたイエスのアラン・ホワイトが登場。
レノンやビートルズについて詳しいファンほど食い足りなさを感じるようだが、逆に僕のようにレノンの人物像についてよく知らないファンにとっては、彼を知るための格好のテキストだと思います。
オススメ度B。
A=ぜひ!🤗😱 B=よかったら😉 C=気になったら🤨 D=ヒマだったら😑