5年間同棲していた彼女(前田敦子)とケンカになり、アパートから逃げ出したフリーター(藤ヶ谷太輔)が、幼馴染みの親友(中尾明慶)やバイト先の先輩(毎熊克哉)の部屋を泊まり歩く。
しかし、どこへ行っても粗相をしては諍いを繰り返し、居場所をなくして最後にすがりついたのが実家の親だったが、こちらもやんごとなき問題を抱えていた。
主役のカップルを演じたふたりをはじめ、フリーターの両親に扮した豊川悦司、原田美枝子がいい味を出しており、最後はハッピーエンドと思わせておいて…というオチもよくできている。
ただし、こういう無頓着で無責任で、自分の人生でやりたいことも別にない、と投げやりに言ってしまう主人公には感情移入しにくい、という人もいるでしょうね(僕もそうです)。
原作の舞台劇を自ら映画化した三浦大輔の演出と脚本が高い評価を得ていることに異論はありません。
この映画、結局何を言いたいんだろう、というモヤモヤした気分が終始つきまとって、最後まで素直に楽しめなかったけど、それも三浦監督の狙いのうちだったのかな。
オススメ度B。
A=ぜひ!🤗😱 B=よかったら😉 C=気になったら🤨 D=ヒマだったら😑