これも『シン・ウルトラマン』(2022年)のWOWOW初放送に併せてオンエアされた昭和の東宝特撮大作。
小学生のころから地上波テレビ、レンタルビデオなどで飽きるほど観ているのだが、それでもこうして久しぶりに放送されると、やっぱり観ないではいられない。
地球の6000倍の質量を持つ妖星ゴラスを避けるため、南極にジェット噴射装置を設置して地球の軌道を変える、というアイデアは非常に斬新、というより突飛で、昭和の特撮映画ならでは。
『シン・ゴジラ』(2016年)みたいに徹頭徹尾理詰めの怪獣映画が大ヒットした現代では、こんなに奇想天外な映画はもう作られないでしょうね。
ゴラスの接近によって津波が起こり、東京の街が水浸しになってしまう特撮は、いま観てもそれなりに精巧にできているように思う。
エンディングでは地球がふたたび元の軌道に戻されることがほのめかされているが、今度は北極に噴射装置を作るんだろうか、南極とは違って氷しかないのにそんなことできるのかと、60歳になって見直すとどうでもいいことが気になりました。
オススメ度B。
A=ぜひ!🤗😱 B=よかったら😉 C=気になったら🤨 D=ヒマだったら😑