巨人の宮崎秋季キャンプで一際大きな声を出しているのが、総合から内野守備に配転となった川相コーチだ。
ノックしながら「もっと突っ込め!」とゲキを飛ばし、シート打撃で「ツーアウト、一、二塁!」と状況を指示して、よく通る声がグラウンド中に響き渡っている。
「僕はもう、首脳陣の中で最年長なんだけどね。
還暦前のおじいちゃんが元気でやってるのはいいことじゃないですか」
川相コーチ本人がそう語るように、今年59歳の〝アラ還〟。
阿部新監督(44)、二岡ヘッド(47)、矢野打撃コーチ(43)ら新首脳陣とは一回り以上年齢が違い、選手となると親子よりも年の差のある者がほとんどだ。
「でもね、だからこそ、選手を指導する時、常に元気なところを見せないといけないんです」
と、川相コーチは強調する。
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