戸田橋cycleworksで自転車談義🚵‍♂️

ナイナーのオーバーホールの代車、GIANT ATX 840S

こんなに気持ちのいい秋晴れの日は今年初めてだったんじゃないかな。
荒川河川敷を走っていて、きょうサイクリングの予定を入れておいて本当によかった、と思いました。

最近では珍しいスポーツ日和とあってか、荒川河川敷のグラウンドは野球やサッカーをやっているチームと子供たちがいっぱい。
道路ではハーフマラソンも行われていて、トレインを組んで走っているローディーのチームも見かけた。

僕の自転車はいつものロードや小径ではなく、今週火曜に飯能の里山を走ったマウンテンバイクのナイナー。
目的地はチャリ友(輪友とも言ったりする)タムニィが経営する〈戸田橋cycleworks〉でした。

オープンしてから1年、今ではタムニィのコアなサイクリストのお得意さんに加え、一般車に乗っている近所の人たちも無料の空気入れ、ちょっとしたパンク修理などでちょくちょく訪れるようになっている。
きょうも、僕が訪れている間、電動機付きで乗りつけてきたおじさんやおにいさんがいた。

とりわけ印象的だったのは、前後にチャイルドシートのある電動機付きを押し、お子さん3人連れでやってきた東南アジア系のお母さん。
前輪のタイヤが破損し、歩いて1〜2時間ほどの距離をテクテクと押し続け、やっとタムニィの店に辿り着いたんだそうです。

そうした地元のお客さんのひとりひとりに、タムニィは気さくに、丁寧に応対。
この光景がほっこりしていて、〝町の自転車屋さん〟の原点を見る思いがしましたね。

それでいて、実はプロショップ顔負けのノウハウも提供してもらえるんだからスゴい!
ちなみに、僕がタムニィの店を訪ねた目的は、きょう乗って行ったナイナーのオーバーホール。

今週火曜の飯能でブレーキ、前サス、チェーン等の問題点は把握できたので、例によってタムニィにメンテナンスをお任せすることにしました。
帰りは代車のクロスバイク、GIANT ATX 840Sで元来たルートを辿り、神楽坂の自宅へUターン。

このモデルが販売された当時の定番だったのか、ホイールが26インチで、ハンドルも極端に短いため、何とも妙な乗り味だったけど、きょうの往復37㎞は実に快適。
やっぱり、60歳を超えても、週に1〜2度は走りたいなぁ、と改めて実感した一日でした。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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