インチョン発ホノルル行きの旅客機に乗り込んだ元製薬会社研究員リュ・ジンソク(イム・シワン)が、トイレの中で粉末状のウイルスをばら撒き、致死率40%の感染症を蔓延させる。
このウイルスは自然発生したものではなく、アメリカ資本の製薬会社で人為的に開発されたもので、感染した乗客が次々に出血死し、機長にまで感染。
副操縦士ヒョンス(キム・ナムギル)が代わりに操縦してホノルルへ向かっていたら、機内でバイオテロが発生した旅客機の着陸をアメリカ政府は拒否。
韓国政府と国土交通省が韓国へ引き返させる決断を下した矢先、ヒョンスにも感染症の症状が現れる。
パニック状態に陥った乗客たちが客席で騒ぎ始め、懸命に宥めていたチーフパーサーのヒジン(キム・ソジン)もウイルスに感染。
果たして、旅客機は無事韓国に帰り着けるのか、客席にいた元パイロット、パク・ジェヒョク(イ・ビョンホン)が操縦桿を握ることになるが、彼にはヒョンスとの間にある因縁を抱えていた。
一方、地上では刑事ク・イノ(ソン・ガンホ)がバイオテロを行ったジンソクの調査に奔走。
ウイルスのワクチンや治療薬はあるのか、ジンソクが勤務していた製薬会社に踏み込もうとしても、アメリカ人の会社幹部は「証拠がない」ことを盾に門前払いを食わせる。
空を飛ぶ飛行機という極限の密室で病原菌がばら撒かれたらどうなるか、世界中が新型コロナウイルスのパンデミックに見舞われた直後だけに、観ている最中、もし自分が同じ状況に置かれたらどうしよう、という恐怖を感じないではいられない。
そういう意味では設定もストーリーも非常によくできていて、ザラついた画質とニュース映像を模したドキュメンタリータッチの画作りも迫力十分。
ただし、事態が二転三転するクライマックスはサスペンスの引っ張り過ぎ、どんでん返しのつるべ打ち過ぎのようにも感じられ、少々くたびれたのも確か。
とくに、旅客機がいったん日本の成田空港に緊急着陸を強行しようとするくだりは、ちょっと引いて観てしまいましたね、日本人としては。
オススメ度B。
A=ぜひ!🤗😱 B=よかったら😉 C=気になったら🤨 D=ヒマだったら😑