髙田川部屋、秋場所千秋楽祝賀会

乾杯の音頭は由紀さおりさん(中央)

きのう千秋楽を迎えた大相撲秋場所は、大関・貴景勝4度目の優勝で幕を下ろしました。
優勝決定戦で平幕の熱海富士をはたいた取り口には、大関の相撲かという批判もあるようですね。

僕としては、体調を崩しながらも最後まで追いすがった髙安に優勝してほしかった。
1敗を守っていたあたりまでは、今度こそひょっとしたら、と期待したんですが。

その後、夜6時半から、東京場所恒例の髙田川部屋千秋楽祝賀会に参加。
今回はいつものホテルニューオータニではなく、東京ドームホテルで行われた。

残念ながら、今場所、髙田川部屋の関取衆は湘南乃海、竜電、輝、白鷹山と4人そろって負け越し。
挨拶に立った髙田川親方(元関脇・安芸乃島)は「これもひとえに私の指導力不足、力士たちの努力不足によるものです」。

とくに7勝7敗で千秋楽を迎え、部屋頭の湘南乃海が敗れたときは、唯一勝ち越しがかかっていただけに「ガクッときた」とか。
部屋では今もまわしを締めて指導しているそうで、「もう一度鍛え直せば、力士たちより私のほうが強いんじゃないか」と言い出して笑いを誘っていました。

髙田川親方と

僕の郷里竹原市〈大川道場〉出身のホープ、幕下・瀬戸の海は足の甲を骨折して今場所を全休しており、祝賀会にも参加せず。
今回は、来場所で十両陥落が確実な輝に、再起への思いを聞きました。

最後は湘南乃海が壇上に立ち、豪華賞品が当たるジャンケン大会で大盛り上がり。
親方、女将さん、いつも誘っていただくYさん、お手配のお手数をおかけしている天一さん、今回もありがとうございました。

輝関と
スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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