【きょう29日アップ&発売!】東スポWEB&東スポ『赤ペン!!』478/カープの粘り腰を支えるプリンス堂林、「出たり出なかったり」だから打てるワケ

「阪神に優勝マジックは点きましたけど、カープらしく、泥臭く、食らいついていけば、チャンスは出てくる。
これからもまだまだ粘り強く戦っていけたらなと思います」

今季もゴールが見えてきた中で、広島・堂林が大いに気を吐いている。
20日の巨人戦では中押し3ラン、22日のDeNA戦でも2打席連続本塁打と下位チームを突き放す打棒を発揮し、8月の月間打率も3割台と主砲並みの大活躍。

中京大中京のエース兼4番として2009年夏の甲子園優勝に貢献し、その年のドラフト2位で広島に入団。
「鯉のプリンス」と呼ばれて14年目の今年、32歳で遅ればせながらやっとレギュラー定着か、と思わせる。

ところが、堂林本人にはその気はサラサラないらしい。
20日の試合後も淡々とこう言っていた。

「(起用法は)チームの事情とか、相手投手との相性もありますし、そういう欲はあんまりない。
準備の部分ではやることは変わらないので、任されたところで仕事ができればいいと思います」

そんなあっさりした性格が堂林特有のじれったいところでもある。
新井監督も選手時代、先輩として指導した堂林を評して、こうコボしていたものだ。

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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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