2カ月26日ぶりの巨人戦で四方山話⚾️

19日のマツダスタジアム、入口前には開門2時間前の午後1時から行列が

マツダスタジアムでは今週末、カープ-巨人3連戦が行われています。
19日土曜の試合の冠スポンサーは、昨年9月に他界した父親が定年まで勤め上げた中国電力。

攻守交代の合間には、電光掲示板にデカデカと『エネルギアぐっとずっとナイター』というタイトルが中電のロゴマークとともに映し出された。
時代はここまで変わったか、とつくづく思いましたね。

僕が子供のころ、父親に連れられてゲームを見に行った旧広島市民球場時代、いつもスタンドはガラガラで、こんな中電提供の興行なんてなかったはず。
今回の帰省の目的が亡父の初盆だったこともあり、少々感慨めいたものを覚えました。

巨人戦の取材は5月24日、東京ドームのDeNA戦以来、2カ月26日ぶり。
今年は巨人戦の取材が少なく、シーズンを通しても10試合に達しているかどうか。

長らくBクラスに低迷していること、これといった話題に乏しいからでもありますが、最大の理由は、コロナ規制が緩和されたにもかかわらず、相変わらず巨人では厳しい取材規制が敷かれているため(差し障りがあるので詳しくは書きませんが)。                                                                                                                                                                                                                                                                                    そうした中、試合前の雑談は許されているので、昔馴染みの某コーチと久しぶりにちょこっと話しました。

コーチ「帰省ですか?」

僕「うん。親父の初盆とか、おふくろの様子を見たりとか、いろいろあって」

コーチ「それでここ(マツダスタジアム)にも来てるんですね」

僕「ここに来れば原稿も出せるし」

コーチ「原稿はどこにいても出せるでしょ?」

僕「そりゃまあ…」

僕は日刊ゲンダイ時代、通算で約5年間、巨人広報部から出入禁止となっていて、現場から締め出された状態で原稿を書くことも多かった。
そんな事情を知る某コーチならではのご指摘でした。

試合開始前には、元外野手の球団関係者とコンコースでバッタリ。
一昨日の原監督の〝謎のリクエスト〟について、決して根拠のない行為ではなかったと、詳細に解説して頂きました。

彼の説明によると、「99%はアウトのままで判定が覆らなかったとしても、1%はセーフとなる可能性があった」という。
ううむ、そういう見方、考え方もあるのか、とは思ったものの、説得力もまた1%程度しかないんじゃないか、というのが僕の率直な感想です。

さて、今夜はカープが3タテするか、巨人が一矢報いるか、これから取材に行ってきます。
きょうの予想最高気温は36℃と、きのうより一段と暑そうですが…。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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