今日、明日はマツダスタジアムで後半戦初戦のカード、カープ-中日2連戦を取材する予定です。
今朝10時半、竹原の実家近くのバス停からから高速バス〈かぐや姫〉に乗り、1時間ほど揺られて広島市銀山町のホテルへ。
ここでチェックインの手続きだけ済ませ、路線バスに乗り換えてマツダスタジアムへ向かう。
最寄のバス停に着いたらちょうど12時と、実家から1時間半しかかかっていないんだから、バスは便利な乗り物だなあ、と改めて実感。
昼メシ時なので球場前の〈尾道ラーメン〉で640円のチャーハンを胃袋に収め、午後1時前に球場入りしたら、もうカープの選手たちが練習をしている。
早出の打撃練習と守備練習のあと、通常の打撃練習に移り、さすがカープ、この猛暑の中でもみっちり練習しとるのう。
…と感心していたら、午後3時にはすべての練習が終了して、選手がひとりもいなくなってしまった。
聞けば、新井監督が最近の「危険な暑さ」を考慮して、グラウンドでの練習時間を短くすることにしたんだそうです。
確かに、広島は竹原よりも暑い。
ハマスタの頭上から照りつけてくる(と言うよりたたきつけてくる)殺人的直射とはまた違い、マツダでは瀬戸内気候独特の湿気を多分に含んだ蒸し暑さがねっとりとまとわりついてくるような不快感を感じる。
そこで、きのうの練習もまだしも涼しい朝10時に開始し、菊池のようなベテランはきのうもきょうも別メニュー調整。
先日、DeNAの三浦監督も「気合や根性でどうにかなる暑さじゃない」と話していたけれど、新井監督も最近の猛暑には危機感を抱いているようですね。
さて、その新井監督は後半戦の初戦になんと上本をプロ11年目にして初の4番に抜擢。
一発を打てる長打力こそなくても、チャンスならつなぎの打撃、回の先頭や無走者のケースならチャンスメークが期待できるから、という理由は一見もっともらしいようではある。
が、それなら3番の秋山、1番の田中、いっそ2番の野間が4番でもいいわけで、やっぱり「4番上本」には首を捻らざるを得ません。
ところが、そんな凡人ならではの素朴な疑問を、新井采配は軽々と凌駕してしまう。
2-2の同点で迎えた七回、野間のタイムリーで1点を勝ち越し、なお1死一、二塁から4番上本に打順が回り、レフト前ヒットでつないで満塁に。
ここからデビッドソンの2点タイムリーが飛び出し、試合を決定づけたのだから、「4番上本」はしっかり機能したわけですよ。
まさに〝新井マジック〟が炸裂した今夜、試合後は新井監督と上本本人から興味深い話が聞けました。
さあ、明日の4番は誰かな?