きのう、高速バス・かぐや姫で竹原市から広島市に移動し、マツダスタジアムでカープ-楽天戦を取材しています。
かぐや姫に乗るのもマツダの中に入るのも、2019年6月の交流戦・オリックス、ロッテ6連戦以来だからほぼ4年ぶり。
ついでに書いておくと、広島市内の八丁堀で下車後、荷物を預けた定宿のホテルに泊まるのはもっと久々で、かれこれ5~6年ぶりじゃなかったか。
かつて最も身近だった広島がかくも縁遠くなっていたのは、コロナ禍でマツダの記者席に入れる人数が1社3人までに制限されていたからである(僕の場合はNPBパスを貸与されている東スポ)。
12時45分に関係者入口で記帳し、4階の記者席に上がると、当たり前の話ながら、4年前と何も変わっていない。
まだ報道陣はグラウンドには降りられないので、スタンドとカメラマン席から練習を眺める。
例年、マツダのグラウンドはこの時期からとても蒸し暑くなるのだが、スタンドは適度な風が旋回していて、意外なことに結構涼しい。
いまやすっかり数少なくなったユニフォーム組の知り合いとは個別の話はできなかったものの、久しぶりにスタンドで旧知の地元メディア関係者と昔話に花を咲かせた時間は大変楽しかった。
ちょっとだけ気になったのは、予想外にいまひとつ観客の出足が鈍かったことかな。
4年前までなら15時に2階自由席が開門されると、待ち構えていた大勢のファンがダッシュで階段を駆け上がり、場所取りに奔走していたものでした。
が、きのうはチラホラとやってきたお客さんの姿がまばらで、みなさんゆっくりと見やすい席を物色している。
三塁側2階のビジターパフォーマンス席は、試合中も空席のほうが多かったほど。
それでも、1階スタンドはほぼ埋まって、お客さんに赤いビニール傘をクルクル回してもらう演出も大盛り上がり。
観衆は2万8430人に達し、しっかり大入り袋も出していただいたところはさすがカープでした(現金でごめんなさい)。
そうした中、マツダではいま、わが故郷・竹原の市政65周年をPRする企画展が開催されています。
電光掲示板の裏側に竹振興協会の職人が約200本の竹を使って編み上げた竹トンネル、さらに右翼スタンド後方のコンコースには観光名所・大久野島のうさぎのオブジェを設置。
うさぎは今年の干支で、松田オーナーが年男であることから、今回の企画展に結びついたそうです。
ちなみに、今年還暦を迎えた僕も、オーナーより一回り下の年男なので、ひとりでも多くの広島県民やカープファンに注目してほしい。
しかし、それにはやっぱり、カープがもっと勝ってくれないとね。
惜しくも敗れたきのうは、野間の3フィートラインアウト判定に新井監督が珍しく執拗に抗議した場面をはじめ、ツッコミどころが満載で、それなりに楽しめるゲームではあったけど。