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知人女性に対する強制性交の疑いで書類送検された西武・山川、事態がこじれている要因は、山川が「強制」を否定していることにあると言われる。

警察の任意の事情聴取に対し、山川は性行為について「合意の上だった」と供述。
この事件を最初に報じた文春オンラインにも「絶対に無理矢理ではない」と答えている。

こうした一連の発言で思い出されるのは山川の自己主張の強さである。

「僕は4番になりたいんです。どうしたら4番を打つことができますか」

山川が嶋打撃コーチら首脳陣にこう直訴したのは、4年目の2017年の秋季キャンプだった。

この年、打率2割9分8厘、23本塁打、61打点と急成長を見せるも出場試合数は78。
契約更改の提示は年俸1600万円から3000万円までのアップに抑えられている(金額は推定、以下同)。

ところが、山川はこのときも「最低でも倍増は譲れません。来年4番を勝ち取るためにも納得してサインしたいんです」と主張。
当時、西武では7年ぶりとなる異例の保留に踏み切った。

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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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